>特に気になっていたのは、過去の私権企業の在り方でした。
最近、評価が高いプロジェクトX(NHKのTV番組)等に見られる過去の企業人の生き様には、明らかに期待・応望関係が明確に存在しており、一概に過去の私権企業を否定できないのでは?  という疑問がつきまとっていました。<
>社会全体の期待の中身が、豊かさの追求にあり、その為に会社で働いていた時代ならば、個人と会社と社会の方向性が一致しており、何の迷いもなく目の前の会社の課題に邁進するだけでよかったのでしょう。<

 人間(特に日本人)は、自我私権だけで生きていけるものではない。国全体が貧しくて、皆が危機感を持っていた時代は、ひたすら豊かさを追求できたのに、国としてこれだけ豊かになると、もはや「自分だけの豊かさ追求」では活力を生まないのだ。

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戦後の日本の奇跡とまで言われた復興は、自我私権の追求の結果というより、国の危機を感じた人々の何とかして国を再建したい、役に立ちたいという思いの結果だったのではないだろうか。

>そして、企業という存在は、社会共認である環境保全という大きな流れと、個人レベルでの豊かさ獲得競争の忌避という流れに二重に逆らう形で、利益追求を行っていかざるをえない状況に追い込まれているといえるでしょう。<

 人々の意識も社会状況も変わっているのに、「企業は利益追求をしなければならない」という時代遅れの観念だけが残っている。それに変わる新しい価値に基づいた経済システムが求められている。NGO が新しい集団の可能性を示しているのでは、とも思うのだが大きな流れになりそうな気がしないのは、未だ何かが欠けているのでは無かろうか。



玉川泰行