現統合階級が、年金制度の抜本的改革と主張しても、全く期待できないしピンとこないのは、彼らが実はその答えをもっていない(王様は、裸だ)からだと思います。
統合階級から提示されるのは、年金制度をどう維持するか、という安直な発想から出る小手先の解決策(保険料の増額、給付額の削減、支給開始年令の繰り延べ等)ばかりです。
あるいは、年金制度の背後にある市場機能を、いかにして維持できるか、という論点にすり替え、景気が回復すればなんとかなる、という甘い期待を抱かせる、欺瞞に満ちた方便ばかりです。
彼らが思い切って過去の制度設計の非を素直に認め、年金制度を即刻解散すれば解決するのか、というと、そう単純でもない。
現在、市場で運用されている年金資産をすべて現金化し、年金受給資格者一人当たりの支給額を確定し、公平に配分して解散、という方法では、その運用規模からして、国債・株式・為替市場が機能停止してしまいます。

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景気回復に甘い期待を抱かせ制度そのものを延命することも、解散して新しい制度をゼロから作り出すことさえもできないのが、今の閉塞感の正体であり、みんなどうしていいか本当に分からないのではないでしょうか。

>これらの不全を統合課題としてではなく私権課題として捉えられる時が金融破局の引き金になるのだと思われます。むしろ思考停止していることで破局は延命化され、共認形成を図る猶予期間が与えられていると解釈した方がよさそうです。(66617

年金制度問題に代表される統合不全を私権課題として捉えて思考停止しているのは、答えがないにも関わらずあるような振りをしてごまかしている現統合階級と、年金のうまみを実感してしまっている高齢者層、数年後に退職を控え何とか逃げ切れればいいと思っている中高年層だけ、なのかもしれません。
彼らは、金融破局さえなければ、将来に渡って無難な人生を歩めるとでも思っているのかもしれません。

共認活動を通じて出会うみんな、に、まずは、統合階級のごまかしを見抜いて欲しい、年金のうまみを遥かに上回る認識の効用を実感して欲しい、正面から課題に取り組むのではなく逃げ切ろうとするからこそ滅亡する、ということに、いちはやく気づいて欲しい、と思います。
そしてこの猶予期間中に、露店を初めとする共認活動にみんなで参加し、共認形成の場を作ることから初めて欲しい、と思います。
それが、世直しの契機になるはずです。

安西伸大