>元来、私権闘争の仲裁者として登場し、従って私権を否定することなど一度もなく、今や世界人権宣言に至るまでに架空観念(実態は私権の正当化)を絶対化させた法律家たちは、現代の神官(参考968)にまで登り詰めたと言えるでしょう<(59273

「利権」という言葉がありますが、通常この言葉は「権力」を持つ人たちが社会で特権的に享受することができる「旨み」の意味で使われていると思います。そして“現代の神官”たる法曹界に生きる人々も、当然権力をかざして利権・旨みを享受している。以下、その具体事例です。

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バブル崩壊後の住専(住宅専門金融会社)処理問題で、彼らの大口融資先として末野興産と共に名を馳せた桃源社の佐佐木吉之助社長が、最近あるフリージャーナリストとのインタビューの中で以下のように語っています。

>経済と言うのはね、結局法律によって最後の決着を見るんです。経済は経済で終わらないというのを、私はイヤというほど見てきました。<

>RCC(整理回収機構)はひどいですね。ここには全国2万人の弁護士の1割に当たる2000人の弁護士が、寄生虫のように巣食っています。つまり弁護士で食えない連中だと思ってもいい。彼らは特に地方の裁判所と結託して、RCCに有利な判決を引き出し、不良債権という宝の山を食い物にしている。<

>RCCはたとえば、1時間2万円とかで、タイムアルバイターの弁護士を5人くらい呼び、不良債権問題で長い時間の裁判をやるわけです。これは食えない弁護士にとっておいしい仕事だし、これが年間何百億円という利権にもなるんです。<(以上「日本マスコミ『臆病』の構造」ベンジャミン・フルフォード著・宝島社)

もちろんこの佐佐木氏自身が利権に群がり、バブル時代の放漫経営を追及された人物であり、その発言に多少の偏見がかかっているであろう点は考慮する必要はある。しかし、法曹界がいまだに社会の一部(しかも社会統合を担っている権力者たちの間)に残り続けている熱い私権獲得競争の只中にあることは確かだと思われます。
 
竹村誠一