古代宗教があの世に救いを求め、「あるべき世界」を非現実の世界に措定したのに比べると、近代思想の場合は数段やっかいである。単に「念仏」を唱えている限りは、現実世界は不動であり、たいした実害もない。ところが、近代思想は、現実世界に半ば開かれており、福祉にしろ嫌煙権などの権利要求にしろ、現実の人々の意識を支配し、様々な法律や制度となって現実世界を強制する。

今や現実世界を閉塞させている(古代宗教から近代思想を貫く)あらゆる価値観念を塗り替えるという観点が肝要である。
 
雪竹恭一
にほんブログ村 政治ブログ 世直し・社会変革へ