少し古い記事ですが、確実に生態系に放射能が影響を与えている事例を紹介します。

武田邦彦氏ブログより
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〈以下引用スタート〉
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【時事寸評 蝶の異常、一関のお子さん、千葉のセシウム、それにヨウ素】


「chotoitinosekitdyno.220-(7:11).mp3」をダウンロード
福島原発の被曝地帯でヤマトシジミ(蝶)を調べた結果が琉球大学の野原さんのご論文で明らかになりました。

2011年の5月に事故後に羽化したチョウを採集したところ、親世代より子供の世代で異常がふえていました。また孫の世代まで異常がみつかりました。

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さらに9月に採集したチョウはいっそう厳しい異常が見られ、また福島の食材を沖縄のヤマトシジミに与えても同じ異常が見いだされました。

この論文は”nature”の”scientific report”で見ることができます。放射線で被曝すれば生物の異常が起こるのは良く知られていて、原始的な生物ほど遺伝子の異常の可能性が高いので、この結果が直ちに人間への影響を示すものでもなく、逆に福島に異常な微生物が発生する危険性も示しています。

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岩手県一関市の子供から尿検査でセシウムがかなり高い値がでました。尿中のセシウムがどの程度であれば、現実に病気を心配しなければならないかがよく分かっていないのが問題です。つまり、2011年の4月、5月ならかなり食材が汚染されていたり、空間線量も高かったのですが、今ではかなり注意が行き渡っているからです。

結果を見ると値も高いし、甲状腺に若干に異常があり、親が検査結果をご覧になって「その日は一睡もできなかった」、「守ってあげられなくて申し訳ない」と言われている気持ちもわかります。でも、空間からの放射線も食材からも、親が守ることができることは少なく、国や農業の方が誠心誠意、子供を被曝から守ってあげなければならないのです。

国は自ら1年1ミリを決めて守らず、食品安全委員会も農業関係者も子供を守ってくれませんでした。親が可哀想です。東京でも比較的高い測定値もあり、今更ですが、日本の大人が子供を守る決意をさらに強めてもらいたいと思います。

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ところで福島のセシウムの再飛散は繰り返し被曝するという点で要注意ですが、最近では千葉でも1平方メートル70ベクレルなどの値が7月に観測されています。退避しなければならない数字ではありません。

ただ、この問題は国民の健康を守る立場から、マスコミも速報を出すこと、地方自治体も具体的にどこから飛散してきているのか本腰で市民を守ってもらいたいと繰り返し訴えたいと思います。

さらに、2011年8月に見られてから、継続的にヨウ素131が検出されています。多くは汚泥からでそのレベルは1キログラムあたり10から100ベクレル程度です。このレベルでは問題はおきませんが、セシウムと同じで、注意を継続する必要はあります。

8月にかなり調べましたが、原因が分かりませんでした。おそらく医療用と思いますが、これほど杜撰な管理をしているとも思えず、心当たりのある犯人がいるはずですが、国民の健康を守るべき厚生労働省の管轄からの漏れと思われるのですが、調査はされていないようです。

マスコミも厚労省も事実を国民に伝えるのを怖がっていますが、購読料をいただき、税金を払ってもらっているのですから、一宿一飯の恩義があり、法律に「被曝はできるだけ減らすこと」となっているのですから、基準をどうこうするのではなく、是非、国民の健康を守るための資料を出すようにしてください。

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【私たちの守り方】

放射線による障害は「確率的」です。ですから、事故から3年をめどに、大変な事ではありますが「可能な限り被曝を減らす」ということに引き続き努力をしてください。努力は最終的には必ず報われます。危険が来ても事実を正面から見つめ、正しく行動して、安心を得てください。

確率的というのは、被曝が2倍になると危険も2倍になり、被曝を2分の1に抑えれば危険も2分の1になるということです。どのような値以下は安全と言うものではなく、一応、3年間を注意するというのが最も正しい方法です。負けてはいけません。

(平成24年8月13日)

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〈以上引用おわり〉



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