私権社会の統合階級は、情報を独占して自らの都合のよい情報(嘘情報も流す)しか流さなかった。そしてそれが社会統合手段でもあったからです。情報公開圧力の強まった現在は?というと、統合階級(マスコミ、官僚、学者、政治家)は重要な情報は非公開しており、「(不安を煽って未熟な)国民がパニックを起こすのを避ける為、」と、一見もっともらしい言い訳を用意している。
その危険な構造を目の前の現実の上で明確にした事象がありましたので紹介します。
そもそも私権社会を勝ち抜いてきた統合階級の連中が、本当に国民の為と考えて判断しているとは論理的に考えられない。
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政府が絶対に真実を言わないのは、国民を見殺しにするためだ
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私たちは政府にいろいろなものを隠蔽されている。その理由は「パニックを起こしたくないから」だ。
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たとえば、東京電力は2011年3月12日にメルトダウンしていたことを知っていて、それを言わなかった。なぜか。「パニックを起こしたくないから」だ。

政府は、2011年3月25日に、このまま作業員全員退去しなければならなくなったらどうなるのかを話し合っていた。

その場合、莫大な放射能が1年間に渡って大量放出されるという「最悪シナリオ」が記されていた。

しかし、10ヶ月以上も、この文書はなかったことにされていた。なぜか。もちろん「パニックを起こしたくないから」だ。

本当であれば、福島県の30キロ圏内の住民は、すべて非難させるべきだったにも関わらず、「パニックを起こしたくない」ので、そうしなかった。

今後も本当のことなど何一つ伝えられない

そのせいで、多くの人たちが被曝してしまっている。大量被曝だ。パニックを起こしたくないので、現地の人たちは黙って被曝してもらえばいい、というスタンスなのである。

今でも、「問題ない」と言われ続け、福島には多くの子供たちが残されており、被曝し続けている。

2011年3月25日と言えば、テレビでは枝野幸男という口からでまかせの大嘘つきの男がテレビで、「ただちに影響がない」と言いまくっていた頃だ。

しかも、テレビのどのチャンネルでも御用学者が安全だ、問題ない、メルトダウンという曖昧な言葉を使うなと国民を「諭していた」ときである。

実際には、メルトダウンどころか、メルトスルーしてしまっていた。それを知っていて、政府も、御用学者も、メディアも、東京電力も、みんなまとめて「安全だ」と国民を言いくるめた。

2011年3月12日 メルトダウンが首相に報告される
2011年5月15日 メルトダウンが国民に報告される

2ヶ月間、ずっとメルトダウンは認められていなかった。なぜなのか。「パニックを起こしたくないから」だ。

これはどういう状況なのか、分かるだろうか。もし、今後も大事件・大災害があったとき、政府もメディアもまったく本当のことを言わないということである。

事件・災害の当事者は、確実に「見殺し」にされる。

政府は真実を伝えるのではなく、「パニックを起こしたくないから」何も伝えない方を選ぶことがはっきりした。

本当に深刻な災害が起きたとき、政府もメディアも助けてくれない。むしろ、「安全だ」「ただちに影響がない」と大嘘をついて国民を欺き、そしてあとで責任逃れする。
(中略)
パニックを起こしたくないから、何も言わない

私たちは子供ではない。情報を接して、どうするか自分で考え、どのように対処すべきかを選択する自由がある。

真実がそこにあれば、その真実を前にして最善の道を考えることができる。しかし、真実を隠蔽されてしまえば、正しい行動ができない。

本当はすぐに逃げなければならないのに、政府が情報を出さないがために被曝してしまったり、本当は逃げなくてもいいのに、政府が情報を出さないから逃げるような行動をしてしまう。

「パニックを起こしたくないから真実を言わない」という方針はまったく意味がない。もともと信用されていない政府が、もっと信用されなくなる。

もう今の政権の支持率は20%以下で、本当は10%もないのではないかとも言われている。国民に重大な事実を隠蔽するようなクズのような政権を誰が信用できるというのだろうか。

危険なものを安全と言い、収束していない原発事故を収束したと言い、解散すると言いながら解散しないような政府は、信用に値する政府ではない。

「もう東京圏でさえ住んではいけない土地になりつつある」と、なぜ政府は言えないのだろうか。

柏市で57.5マイクロシーベルト、武蔵野市で30マイクロシーベルト。ホットスポット内ではレントゲンを受けるのと同じ放射能を浴びるのである。

東京、埼玉、千葉。ホットスポットがあちこちに出現し、しかもそれは移動する。最終的に東京湾に流れ込む放射性物質も増えるので、今後数年間で東京湾は高濃度汚染地帯になる。

どうせ政府は何も言わないだろう。「パニックを起こしたくないから」である。

この被曝の影響が東日本の人たちに深刻な問題として現れるのは、これから数年後のことである。

チェルノブイリでは4年後から急激に白血病患者や甲状腺癌の患者が増えたが、それを福島に当てはめるとすると2015年だ。

この頃になると、もう菅直人や野田佳彦や、勝俣恒久、清水正孝、班目春樹のような人間を覚えている人も少ないかも知れない。

しかし、実はその頃から、この人間たちを思い出さなければならないのである。

「パニックを起こしたくないから真実を言わない」という方針で国民を危険にさらしたのは、まさにこの男たちだからだ。

「パニックを起こしたくないから真実を言わない」
「パニックを起こしたくないから嘘を言う」
「パニックを起こしたくないから隠蔽する」

政府が絶対に真実を言わないのは、国民を見殺しにするためだ。こんな政府しか持てない日本人は、今まさに絶望の最中にある




岸良造