岐阜県土岐市での核融合実験始まる。トリチウムは排出されるのか?
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より転載。

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不勉強な僕は、日本に核融合の実験施設があるとは知らなかった。そこで、実験が始まったらしい。

これに際して、実験をしている側が言っていることが、原発と似ている。平たくいえば「安全です」。あれだけの事故を経験している我々にとって、もはや、にわかには信じがたい。

核分裂と核融合、原理が逆なのだから、原発と同じく考えるのは間違いだろう。が、真偽のほどはわからない。危険なものに化ける可能性が絶対にないとは言えない。そのため、ここにあげておく。
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●核融合発電のための重水素実験が始まった リンク

3月7日。岐阜県土岐市にある「核融合科学研究所」で重水素実験が始まりました。これに反対する市民が研究所前で抗議の声をあげました。
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 原発はウランの核分裂を利用しての発電ですが、核融合発電とは「重水素」と放射性物質である「トリチウム(三重水素)」を強制的に衝突させて(核融合)、そこから発生する莫大なエネルギーで水を沸騰させてタービンを回して発電する方式です。
 この宇宙で核融合を実現したのは二つあります。

一つが太陽。
 もう一つが水爆です。

 18リットルの海水には0.6グラムの重水素が含有されていますが、これだけで実に石油換算で4000リットルものエネルギーが取り出せるとのこと。
 トリチウムにしても、その原料は、やはり海水から取り出す「リチウム」(トリチウムではなくてリチウム)。
 海水は無尽蔵にあるから、枯渇の心配もない。まさに夢のエネルギーと宣伝されています。

 ただし、今回の「実験」レベルで使うのは「重水素」と「重水素」との衝突実験で、「トリチウム」は使いません。
 では、なぜ市民が反対しているのかというと、重水素同士の衝突実験でも、1万分の1くらいの確率で微量の「トリチウム」が発生するからです。それが外に漏れる。「中性子」も発生します。

●学者の声

 私は2013年、この核融合科学研究所を取材し、その結果を週刊誌に発表しました。
 その概要だけ書けば、

★「実験」レベルの段階であれば、専門家の意見は分かれている。
 心配するほどのことではない。いや、危険だ。と。

★だが、これが将来の「実用」となると、つまり、重水素とトリチウムを使っての核融合となると、実験には反対しない専門家でも大反対をする。あまりにも危険すぎると。

 研究所の職員の説明によれば、核融合施設は暴走することはない。つまり、原発ならば、暴走を始めたら最後、制御ができませんが、核融合なら、ガスストーブのスイッチを切るように、スイッチオフするだけで瞬時に核融合反応が終わるので、その危険性がない。

 ただし、核融合ではじつに大量の中性子が発生し、建物そのものが被爆する。その処分をどうするのかについては、まだ決着がついていないようです。
 核融合科学研究所でも、中性子を防ぐため、壁の厚さは2メートルもあります。
 とはいえ、研究所は、心配するほどの放射性廃棄物は出ないと説明しています。

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古越拓哉