科学的特性マップが発表されました。
10万年前ならネアンデルタール人が生きていた時代。
ほぼ予測がつかない時間の長さです。

*科学的特性マップとは地層処分を行う場所を選ぶ際にどのような科学的特性を考慮する必要があるのか、それらは日本全国にどのように分布しているか、といったことを分かりやすく示すものです。リンク

MAG2ニュースより以下引用です
リンク
人体に影響がなくなるまで10万年もの時間がかかるとも言われる「高レベル放射性廃棄物」が自分の住んでいる地域に埋められると知ったら、どんな気持ちになるでしょうか。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では、著者でマンション管理士の廣田信子さんが日本列島の奇跡の誕生を振り返りながら、国が突如出した「科学的特性マップ」の解説と、核のゴミという危険な悪魔を生み出した人間の愚かさを憂いています。

10万年前を知れば10万年後なんて想像つかない

こんにちは! 廣田信子です。
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7月23日、30日に放映された「NHKスペシャル 列島誕生ジオ・ジャパン」、ご覧になりましたか。絶景の国、島国にして山国という日本列島の奇跡の大地は、どんなドラマを経て今の姿となったのかを分かりやすく科学的に教えてくれ、改めて、日本列島の奇跡に感動しました。

もともと今の日本列島の位置は、海だったことは知っていましたが、ユーラシア大陸のヘリがなぜ切り取られ、今の位置まで移動し日本列島のもとになったのか…、そこにあった地球の壮大なドラマを知りました。

そして、生まれたばかりの日本列島は、大陸的な平原がひろがる「平べったい」島々だったのです。それが、なぜ、今のような山々が連なる列島になったのか。そこには、3つのプレートが重なり合うこの地ならではのダイナミックな地殻活動による想像を超えた大地のドラマがあったのです。

地殻のダイナミックな活動と今、この形で日本列島があることの奇跡に感動と愛しい思いに包まれていた同じ時期に、それに水を差す出来事がありました。7月28日、国が、原発から出る「核のゴミ」の最終処分場建設に適した地域を示したという「科学的特性マップ」を発表しました。

活断層や火山、鉱物資源などの情報をもとに、判断したといい、建設に最も適しているとされた地域は、沿岸部などを中心に日本の面積の約3割にのぼっています。900以上の自治体が対象となるというのです。

日本国内の原発では、現在2万5,000本分(1本当り500kg)に相当する「高レベル放射性廃棄物」と言われる使用済み核燃料が行き場がなく放置されています。「高レベル放射性廃棄物」は、放射線を出し続けながら、本当にゆっくりと原子核が他の安定した原子核に変わることで徐々に放射能レベルが下がっていきますが、人体に影響がないレベルまで放射能レベルが下がるには、数万年~10万年かかると言われます。

ですから「高レベル放射性廃棄物」は、地下300メートルより深い岩盤に閉じ込める「地層処分」という方法で、10万年間、安全に保管し続けられる処分場が必要なのです。この問題は、ずっと言われ続けながら、いまだに解決の目処が立たない大問題です。10万年ですよ。地震の予知すらできないのに、今後10万年の地殻変動を誰が予測できるのでしょう。


では、10万年前ってどんな時代だったか…。ネアンデルタール人がアフリカ大陸を出て各地に移住開始したと言われる時期ですよ。10万年前、日本列島の形もまだできていなかったのです。海面上昇で陸続きだったベーリング海峡が海没し、大陸と地続きだった日本が島になったのがようやく1万6,000年前。日本列島に骨となる山脈ができ始めたのが1万4,000年前といわれているのです。

改めて、10万年、核のゴミを安全に保管できる場所なんて日本列島にはないのです。これって、誰が聞いても明らかじゃないですか。

生み出してしまった悪魔は消えてはくれません。無理やりでもどこかに核のゴミの最終処分場を造らなければ、この列島の地表面が危機的状況になってしまいます。なんとしても核のゴミの最終処分場をつくるために、無理やり、あのマップを公表したとしか私には思えません。

政府は今後、建設に最も適しているとされる地域を中心に住民説明会を開催し、候補地の選定につなげたい…と言いますが、こんなこと信じる人がいるのかしら。シンプルに考えておかしいことはやっぱりおかしいのです。

無害化するのに10万年もかかるこんな悪魔を生み出して、お腹に抱えさせることになってしまって日本列島、ごめんなさい。なんだか、とても悲しいです。

引用終わり




志水満