日本でも世界でも、高血圧の薬など共に過去長くにわたり、ダントツの売り上げをたたき出しているもののひとつに「コレステロールを下げる薬」があるそうです。
しかし、その中身が怪しい。表題の記事が『In Deep』に掲載されていました。引用させて頂きます。
リンク
(以下途中から引用)
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■コレステロールという存在の真実
(途中から引用)
・善玉コレステロール
・悪玉コレステロール(LDL-C)
というものがあるそうで、特にこの悪玉コレステロール(LDL-C)の値が高いと、「血管や心臓に対してのさまざまなリスクが高くなる」と言われているのだそう。

(途中略)

■最新の研究:高コレステロール症という病態は実際には捏造されたものなのか? スタチンは無用の長物?
『ブリティッシュ・メディカル・ ジャーナル』(以下、BMJ)に掲載された最新の研究は、現在の医療界が推奨する高コレステロール治療を永久に棺の中に閉じ込めてしまうものかもしれない。
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この論文には、LDL-C (いわゆる「悪玉」コレステロール)について、研究で得られた以下の「結論」が述べられている。

高い LDL-C は、60歳以上の大部分の人々の死亡率と逆相関することがわかった(※訳者注 / 悪玉コレステロールが高いほうが死亡率が低いということ)。この知見は、コレステロールに対しての現在の仮説 — すなわち、コレステロール、特に LDL-C が、本質的にアテローム発生性であるという説(※訳者注 / 悪玉コレステロールが血管内の血栓を作るという説)と矛盾する。

研究では、高 LDL-C の高齢者たちは低 LDL-C 高齢者たちよりも長く生きており、この分析はコレステロール仮説の妥当性を疑う理由となると考えられる。この研究では、従来の高コレステロールが動脈におけるプラークの蓄積を引き起こし、心臓病の危険性を増加させるという仮説に言及し、それは間違いだと指摘している。
 
■コレステロール薬の産業戦略
製薬業界の戦略は、さまざまな分野でより広く見られるようになっている。製薬業界は薬の開発に多額の費用を計上しているが、その中で一般の人々を納得する方法を見つけることにより、企業として、その費用が何十倍、何百倍となるようにしていく必要がある。

今でも多くの人たちは、製薬企業の研究が人々の健康を促進し続けていると考えているかもしれないが、それが「幻想」であることが最近になって明らかになりつつある。

それらを知りたいのなら、難しく考えることなく、「医薬品の売り上げとその病気の増加のグラフ」を示す数多くの統計を見るだけでいい。
製薬界から提示されている健康リスクには様々なものがあるが、今回の「高コレステロールでの健康リスク」の場合、これは製薬業界が薬の売り上げ低迷を打破するために打ち上げた「作られたホームラン」のひとつといえる。
そして、月日と共に、人々は「コレステロール」と呼ばれる物質が体内で増加するにつれて、心臓病のリスクがより高くなるという幻想を持つようになっていった。

その中でコレステロールを低下させる絶対的な存在として「スタチン」が登場し、開発されたコレステロール薬リピトールの売上高は 1,400億ドル(15兆4000億円)にのぼり、最も有益な売り上げの医薬品のひとつとなった。
コレステロール低下薬スタチンに関連する健康リスクが議論にのぼることもあったが、そのリスクが社会全体の話として広がったことはない。
今回の BMJ の論文を待つまでもなく、コレステロール薬スタチンには、健康上のリスクが次々と露見していた。

しかし、この BMJ の論文が示したことは、本来の効果(コレステロールを下げるということ)そのものが「健康に無意味」だということがわかったことでもある。

このような事例は数多くあるが、(アメリカにおいては)巨大製薬企業と医師たちの強固な結びつきが存在する。「新しい病気というアイディア」を一般の人々に伝える場合にそれらは共に動くのだ。
2013年には、アメリカ国内でのスタチンの処方をもっと増やすように、医師たちが製薬企業から促されて行動していたことが、メディアで報じられたことがある。その際、アメリカ心臓協会(AHA)とアメリカ心臓病学会(ACC)の医師たちは、アメリカ国内のすべての成人の 3分の1がスタチンの服用をすることが望ましいとして、検討するよう求めたのだ。

最近では、小児科でもコレステロールを下げる薬を、コレステロール値が高い徴候を示す子どもたちに服用しようとする努力を拡大させている。

今回の研究結果を受けて、アイルランド大学のシェリフ・サルタン(Sherif Sultan)教授は、「 60歳以上の人々に対して、心臓血管系の予防のために、薬物療法を用いてコレステロールを低下させることは時間と資源の無駄です。そうではなく、ライフスタイルを変えることで 良質な人生を手にするようにしてほしいと思います」と述べている。

このサルタン教授の言葉は、60歳以上の高齢者のためだけにでなく、私たち全員に対してのアドバイスだと思える。コレステロールだけではなく、医療サイドから提示される多くの「薬物による治療」は、無意味であるだけではなく、予想外のリスクを増大させる可能性も高い。
私たちは私たち自身の健康を、まずは日々の生活の中から獲得していくべきだ。

今の多くの人々は、ともすれば、製薬企業から発せられ「医師や専門家が勧告する言葉」に無批判で服従することがあるが、私たちは自分の健康については、自身で責任を持つ勇気が必要だと思う。
(引用終わり)




廣渕一志